2014年度 賛同団体懇談会

 

◆ 2014月7月14日(月)13:30~15:40
◆ 福島市市民活動サポートセンター会議室
◆ 司会:笠原慶大(福島の芸術ホールを創る会事務局長)

≪ 参加者一覧(敬称略)

  • 福島県写真連盟:鴫原明寿
  • 福島中央子ども劇場:小野律子
  • 福島南子ども劇場:田辺喜代美
  • 福島西子ども劇場:永山典子
  • 福島市子ども劇場連絡会:川村啓子
  • 風の会:斎藤君子
  • 福島演劇鑑賞会:三瓶章(福島の芸術ホールを創る会 副代表)
  • 演劇集団ゼロ:羽田正雄(福島の芸術ホールを創る会 代表)
  • 福島の芸術ホールを創る会委員
    畑達子副代表、笠原慶大事務局長、本田洋子、冨田俊子、柳谷紀子

1 懇談会の趣旨説明

✿福島の芸術ホールを創る会代表:羽田正雄)

「福島芸術ホール構想」の内容を広く市民に知ってもらうため、まずは賛同団体の皆さんにより理解していただきたくて、今回の懇談会を設定。今後も継続したい。

 

2 出席者の自己紹介と各団体の活動PR

✿ 福島中央子ども劇場:小野律子

例会は年4回。親子の交流を目的としたキャンプ等も実施。地域との関わりを重視。3劇場とも基本精神は同じ、11月7日には合同例会を予定している。会員数400名。

✿ 福島西子ども劇場:永山典子

今年度は線量を測量し、3年ぶりに4年生以上の外でのキャンプを企画。会員数300名。

✿ 福島南子ども劇場:田辺喜代美

先日親子キャンプを実施。4歳以下の子どもを持つお母さん達とも個別に話し合いながら活動。8月中旬高校生が小学4年生以上をリードする恒例の泊りがけのサマーキャンプを予定。会員数160名。

✿ 福島市子ども劇場連絡会:川村啓子

子ども劇場が3つに分割した後も、高学年例会は3劇場合同で企画。連絡会は青年活動と実務を担当。月1度3劇場の会合を持ち、講演会等の要望を集約。

✿ 福島演劇鑑賞会:三瓶章

年6回の演劇公演を会員自身が企画、運営し、鑑賞している。メインホールは公会堂。
作品によってテルサや県文化センター大ホールも使用。演劇を上演するホールとしてはそれぞれに問題点あり。プロ劇団を福島に呼んで採算を取ろうとすると、800席必要。東北の演劇鑑賞会では青森と郡山が800席の中ホールを使っている。大きすぎるホールは芝居を壊す。会員数1690名。

✿ 風の会:斎藤君子

1998年、「福島の芸術ホールを創る会」のワークショップ参加メンバーで立ち上げた会。15年間、テルサ、県文化センター、各地の学習センターで『この子たちの夏』を上演してきたが、2011年の震災で挫折。現在は小学校で『水の手紙』『希望の木』などを上演。2012.年3月11日から6つの朗読グループの参加による朗読会を年2回実施。会員数10名。

演劇集団ゼロ:羽田正雄

演劇集団ゼロとして、かつては県文化センターの小ホールで公演。現在劇団としての活動は休止中だが、地域の活動にボランティアとして参加、効果音を担当。「風の会」の公演の際も効果音を担当、かつて地域のアマチュア劇団による合同公演『鼬』では出演。どの学習センターも効果音の設備はお粗末、自分の機材を持ち込んでいる。

✿ 福島県写真連盟:鴫原明寿

福島県の芸術主催行事としての福島県展を支えて42年。写真はどちらかと言うと後発の文化で苦労も多く、文化として認めてもらうまで時間がかかった。現在写真はあらゆる場面で認められ、福島の写真を支えてきた人達の写真展を開催。
私が賛同団体として加盟している大きな理由は、中味がどうであれ、芸術ホールということに賛同しているからであり、一貫して多目的ホールを主張。単独ホールは写真だけでなく、絵画、書道等沢山の展示型の芸術分野があるので、福島市にもいろんな芸術文化の組み合わせができる、より使いやすい多目的ホールが出来ればベスト。会員数250名。

◆司会:それは話し合いで解決したい。私達は、演劇ホール有り、図書館有り、学習センター有り、共有スペ-ス有り、という多目的に利用できる複合施設を考えている。

 

3 「福島芸術ホール構想」の説明:羽田代表

希望する芸術ホールの提案は今回が第3弾。図面や挿絵も入れて、視覚に訴える、より具体的なものを提案しようと、仲代達矢さん監修の能登演劇堂を設計した小林吉則さんに依頼。小林さんは、信夫山から街を眺め、車で街を走り、文化施設や公会堂周辺を見て回り、4度のワーキングを重ねた上で完成。

 

4 意見交換

(1)小林市長との懇談(6月23日)内容を報告⇒市長から指摘のあったことと、「ホールを創る会」としての見解

「福島の芸術ホールを創る会」の見解

◆羽田:①について⇒市長として前向きに捉えていると感じたが、金額的に今すぐには出来ないという考えのよう。②について⇒市民に受け入れられている施設かという確認と思われる。③について⇒演劇を楽しむにはもっと小さい方がいいが、使用団体の採算ベースも考慮。我々はあくまでも演劇主体の芸術ホールを考えているので、芝居を楽しむために800席を要望。演劇主体なら演劇だけでなく、音楽とか能とかにも利用出来るという考え。現在の敷地ではそれぞれの施設毎に考えても足りないのは確か。私達が提案した趣旨は、常にそこで市民が楽しんでいるような施設、催し物がない時でも人が沢山回遊している施設、人が行きたくなる様な施設の建設である。だから街の中心につくる意味がある。敷地の面積数は少なくて問題はあるが、構造上での工夫は出来ないことではないと思う。駐車場も60台収容では完全に足りないが、周りの敷地を利用する方法は無いか?構想はあくまで叩き台。市民に「こういう施設が必要」と賛成して欲しい。④について⇒床に釘を打ったりする演劇には絶対使えない。

◆畑:市長は、「福島市には文化施設が何にも無い、何とかしなければ。」と思っているのは確か、可能性があると感じた。席数については、市長の話から800とは限定せずに、800から1000とか、もっと幅を持たせてもいいのではないか。私達も市民から色んな考えを吸収することが必要。

◆羽田:新市長になって、市民から色んな要望が出ている状況で、市長としてはあれも無い、これも無いという不満が出たのだと思う。市長さんには、これからが活躍の時だと言いたい。とにかく市長にお会いできたのは収穫。◆鴫原:市長が就任した際、福島市の芸術文化団体連絡会化団体連絡会の副会長として、会長の三宅祐子さんと表敬訪問。市長は「他所の市には文化施設がちゃんとあるのに福島市には何にも無い。」とおっしゃっていた。何とかしたいという思いが市長にはあると思う。彼を支持した団体がいろんな要望をしていると思うが、どの団体からの要望でも正論は通ると思う。「ホールを創る会」の構想には設計図まであり、素晴らしい。いろんな不満はあるが、それは叩き台があるから言えることで、市長の熱の有るうちに何らかの形になるといい。市長は芸術文化に対して関心があり、非常に前向きであると思われる。私達は50年の歩みの中で福島市がどうあるべきかを訴えてきた。

 

(2)建設場所について

◆羽田:「ホールを創る会」は、駅、市役所、県文化センター等を結ぶ回遊性を持った文化ゾーンとして、松木町界隈を提案。

◆畑:松木町への建設は「ホールを創る会」としての構想なので流動的。図書館が単独館として他への建設となれば、2館構想としてより機能的に広く使えるということもある。

◆鴫原:私が8年間関わってきた社会福祉協議会の主な仕事は学習センターのフォロー。市内各地域の15の学習センターの館長は全て民間からの登用。行政が腰高的に管理するのはまずいという前市長の公約。
松木町界隈の土地利用計画は頓挫。今回の構想は叩き台になるので、大切、素晴らしい。その上で意見を述べたい。中央学習センターなので、あくまで街中にという提案は間違いないと思うが、各地にある学習センターより
小さい施設では駄目。更に各地の学習センターと同様、図書館もホールも体育館も併設が必要。それらを網羅することを考えると、この構想ではとても満足できない。学習センターだけ建設しても面積的に足りない。図書館が3階、4階にあがるのは難しいと思われ、3館構想は厳しいと思われる。60台だけの収容という駐車場も問題。

 

(3)希望するホールのイメージなど

◆斎藤:私達は発表のための会場探しが悩み。使い勝手のいい、どちらかというと小ホールが希望。練習場のようなものもあるといい。今全国的にシニアの演劇熱が高まっているが、川西町の「菜の花座」はフレンドリープラザを会場にしていて、無料で自由に使えるのは羨ましい。川西町フレンドリープラザから見えてくることがある。井上ひさしさんの遅筆堂もあり、図書館も併設されていて、結構遅くまで開館、勤め帰りの人も、学生達も利用しやすい場所。福島市だと学生が自由にいられるのはアオウゼ位しかない。学生も一般人も子どもも、どんな年代の人も自由気ままに集ったり、打合せをしたり、簡単に飲食出来る場所が欲しい。中央学習センターだからといって、大きさにこだわる必要は無い。地域は学習センターが唯一の文化的交流の場所なので、大きくなるのは仕方が無い。面積の大きさよりも機能的であれば良い。図書館にしても県立もあり、ここは3館構想でいいと思う。

◆川村:構想はとても具体的で、たたき台になっていいと思う。能登演劇堂、水戸芸術館、アリオスも、誰かがポンと誰かを連れてきて成功している例。福島にもそんな人がいれば!とつくづく思う。素晴らしい構想があって、叩き台があって、今にも実現しそうなのに。新市長さんがどんな思いで、どんなもの

をつくろうと考えているのか、いないのかが結構大きなポイント。この人に任せたいという人がポンと出てくることが実現しないかなあ、夢のような話だが・・・

◆永山:賛同団体が本当に手を取り合って、ホールが欲しいということをアピールするにはどうしたらいいのか?私は人が行き交い、集えることを大事にしたい。子ども劇場としては、子どもが来やすい施設が希望。

◆田辺:人が行き交うということからすると、図書館、学習センターが併設された3館の複合館が必要と思う。その場合にも、時間をもっとフリーにするなど、もっと広く使える施設があればと感じる。構想だと4階だが、7階とか上に足していくことは可能なのか。

◆羽田:設計の小林さんには市の建築基準を市に確認していただいた。効率的に考えれば、高い方がいいのかもしれないが、利用しやすく、街並みに融合した建物を考えると、そんなに高い建物はつくれないという思いが設計士さんにはあったようで、結果として4階に。

◆鴫原:今の中央学習センターは、元々は2階だったが、3階に建て増ししたもの。

◆柳谷:市長さんの直球発言は、具体的に考えているという印象、これからも粘り強く訴えていきたい。私達は子どもからお年寄りまで、市民皆が集える文化ゾーンを考えているので、見解の違う様々な意見も聞いて、集約していく必要がある。

◆冨田:視覚に訴えるというのは共感できるという点で良かった。子ども達が「この街でよかった」と思えるものを残すために、もっと活動を広げて、実現につなげたい。

◆本田:音楽団体に所属している方は、小さめのコンサートをやりたくても、使えるホールがないとのこと。音楽関係の団体の方にもこういう懇談会に積極的に出席いただくと、違った視線の意見が沢山聞けるのではないか。賛同団体にもっと音楽関係の団体を入れていく必要がある。

◆羽田:核となる方がいて、地域に発信してこそ素晴らしいホールに仕上がる。能登演劇堂もアリオスもそういう成功例で、本当に市民が集っている。福島も是非そうなれば、文化ゾーンになってベスト。

◆鴫原:構想の800席というのは果たしてどうなのか。大ホールと中ホールはどうするのか。文化団体が入っている芸能祭は、千何百人という人数が2日間というパターンだし、いろんな講演会や市民大学とかもあり、いずれにしろ800では不足。年間の稼働率がいつも採算が合うかどうかで考えると、大きな催しができるいわゆる公会堂的なホールと、専門の芸術ホールを含めた多目的ホールが欲しいということを主張している。

県文化センターがあるから、県立図書館があるからということで、後回しにしてきた結果、福島市には何の施設も無くなり、福島市を駄目にしたのではないか。市長がそう思っているうちに声に出していかなくてはならない。県のものがあるからという考えを改めて、今こそ福島市に不足しているものを創って欲しいという運動を展開するように、気持ちを切り替える段階にきているのではないか。

◆司会:県庁所在地にふさわしい施設を優先順位をつけてつくる方向でいかないと街が活性化するのは難しい。鉄は熱いうちに打て!もっともっと会の運動を活発化させていきたい。

 

※懇談会を終えて(「ホールを創る会」委員会)

✿ 平日の午後という日程もあり、参加者が少なかったのは残念。しかし、活発で貴重な意見が出され、予定時間を20分オーバー。

✿ プロジェクターを使った構想の説明は視覚に訴え、効果的だった。更に構想そのものについての意見交換がなされれば、話合いがもっと深まったのではないか。

✿ 音楽関係の団体など、もっと広い分野から視点を変えた意見を聞くことも必要であると実感。賛同団体への加入を募ると共に、懇談会へ出席してもらう努力をする。

✿ 客席数800の考えについては、根拠や、会としての趣旨をきちんと説明することが必要。その上で、多くの団体の色々な意見を集約していくことが大切。(担当:本田、柳谷)

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