第1回 若者と考える福島の未来の公共ホール

 2016年9月4日(日)、AOZの大活動室にて、福島の芸術ホールを創る会 未来シンポジウム『若者と考える福島の未来の公共ホール』の1回目を開催。この街に住む若者の演劇への想い、福島の芸術への想いを若者達が語り合う場となりました。

【パネリスト】

  • 高橋大貴:劇団120○EN所属・役者。石巻市在住ながら、福島市で演劇活動を続けている。
  • 乾優香里:福島大学演劇研究会ならびに劇団少女標本所属。大学4年。福島・仙台で活躍中。
  • 和合大地:劇団シャレにならない元座長。高校3年。橘高校演劇部を中心に劇団活動を展開。
  • 島貫未帆:劇団空白欄代表。高校2年。福島南高校山岳部に所属。劇団の旗揚げを予定。
  • ファシリテーター福島の芸術ホールを創る会 清野和也/齋藤勝之

―まずは、みなさんが演劇をはじめたきっかけについて聞かせてください

:高校の演劇部からはじめました。中学はバドミントン部。その先輩から無理やり誘われて演劇部へ。最初はやる気がなかったのですが、今ではハマって、7年目になります。

高橋:意識して演じたのは高校から。でも、故郷の石巻市の高校には演劇部が一校もありませんでした。だから、文化祭の有志による劇が唯一の発表の場で。みんなは嫌がって出演しないのですが、自分は毎年出演。福島大学に入って、演劇サークルに入会しました。

島貫:元々芸術が好きで興味はありました。高校では中学にない部活が良いと山岳部に入部しましたが、演劇部の子たちと仲が良くて。2015年に橘高校演劇部の『学生注目』を観て「演劇ってこんなに心を動かされるんだ」と感動。自分も演劇をやってみたいと思いましたが、兼部は禁止のため旗揚げをしようと。

和合:高校一年で演劇部入部してから。最初は音響をしていたが、同期が全員退部。一人になって逆に楽しくなり、活動してきました。今は部員も31人に。逆境をひっくり返す楽しさを感じながらやってきました

 

―これまでどんな演劇を行ってきましたか?

:大学1年のときに一個上の先輩と劇団少女標本を立ち上げました。第1回POP演劇祭に出場した後、とうほく学生演劇祭の方と仲良くなり、仙台での劇団活動が増えていきました。2015年は主に仙台で活動。仙台の女性劇団に客演として出演し、小劇場を中心に活動してきました。

和合:2015年3月行った「劇団光蘚」の『大雪だ、ピザを頼もう』がはじめての自主公演でした。成功とはいえない作品でしたが、その失敗をバネに活動を続けていたら、後輩たちがたくさん入部してくれて、その後「劇団シャレにならない」に改名しました。2016年8月に福島テルサFTホールで解散公演『BUDDHATHE ILL SKILL』を上演しました。今となっては反省点も残りますが、たくさんの方と関わりを持つことができました。

劇団シャレにならないの解散公演の様子。当日会場には400名以上が集まった。

―演劇をやってみての苦労は?

 

島貫:練習場所、公演場所の確保が大変です。また、高校生は模試やテストで土日も潰れてしまうことが多く、あまり集まって練習が出来ません。山岳部、演劇部、剣道部と所属する部活もバラバラの劇団なので、人が集まりづらいのが大変です。

:少女標本もメンバーが秋田、山形、新潟、福島と県をまたいでいるので人が集まりづらいですね。練習は各県を転々としながら。強制的にやる日を決めて、スケジュールを組み、なんとか進めていました。

高橋:自分は、石巻市に住んでいるので、劇団の練習が福島であっても土日しか参加できません。逆に休日が仕事の人もいるので、中には同じ劇団でも、本番まで会えない人もいるほどで。稽古は福島市の公共施設で行っています。平日の稽古は施設の貸出時間の都合で夜9時まで。先日、早朝5時だと集まることがわかりましたが、さすがにその時間に稽古できる場所もありませんね。

和合:金銭面でいえば、シャレにならないは、1年間で10回の公演。お客さんのカンパで会場費をまかなっていて、解散公演は入場料でまかなうことが出来ましたが…。会場代がなぜ払えているかわからないくらいです。

高橋:120○ENは劇団員から公演ごとに公演参加費。カンパや入場料でまわしていますが、利益を考えていないのでなんとか続いている。会場費がかからない場所でやることも多いですし、助成金をいただくこともあります。

島貫:バイトは申請すればOKの学校なので、バイトをして会場費分を稼いでいます。旗揚げ公演で、カンパを頂けるかも不安で、自分たちでと。でも、バイトをすると、練習時間もなくなってしまって。

和合:ぼくはお金に汚いので(笑) 旗揚げ時からカンパは集めました。バイトが禁止の学校で、部費も年間で5万円の予算。会場費にでなくなってしまうので、持続可能にするためにもカンパにしました。会場のキャパシティに関係なく、お金に集まるカンパ制はむしろ旗揚げ時にはいいかもしれません。

 

―福島市は入場料を取る劇団が少ない

:仙台は入場料をとりますね。学生料金も1,500円が基本。文化の違いがあるなぁと感じます。客演した「うさぎ112kg」は、学生劇団ではなくアマチュア劇団だという意識を持ってやっていて、商業的にも考えて公演をしていました。例えば、物販を売って、公演費用にしようと。仙台の街は、プロと学生劇団という間にアマチュア劇団という意識があって、入場料を取るのが普通ですね。

和合:3月の解散公演ではじめて入場料をとりました。この劇団は、学生の内だけなので、解散公演くらい腕試しをしたいと有料公演を行ったんです。実は4月16日に行われたPOP演劇祭で、その解散公演の演目を行う予定だったのですが、僕の急病で出場できなくなって。POP演劇祭は学生500円、一般700円だったので、これくらいとることも出来るんだと感じて有料公演にしました。最初は、入場料をいただくことへの抵抗もありましたが、お金を払ってでも観てくれるお客さんに、見てもらうことでモチベーションも上がりましたね。

 

―苦労も多い中で、演劇を続ける理由ってなぜですか?

高橋:演劇には危ないモノが入っているのではないかと(笑)これまではどんな趣味も長続きしなかったのですが、ここまで演劇を続けるとは、ましてや、地元から離れた福島で続けるとは思っていなかったです。大学の卒業論文で演劇に関して書いたのですが、誰かの真似をするというのは人間の本能的なものなのではと気づきました。この人はかっこいい、面白いから真似してみようとか。それに、仕事をしてから実感するようになりましたが、いつも誰かに見られているんだなぁと感じることがあり、見せ方って大事だなぁなどとも。演劇って、実はハードルが高そうだけど、みんなやりたいのではとも思います。僕がやれる環境としてあったのが、福島。やっている間は本当に楽しくて、うまくいえないけど、本能的に求めている気もします。

島貫:まだはじめてもいないのですが、始めたいと思ったきっかけの作品『学生注目』を観たのは、友達が出ているからでした。普段の姿と舞台の姿が全く違って、この人は舞台の上でこんな顔をするんだと印象に残りました。特に主役の演技が心に響いて、感情移入して観劇しました。あんな芝居を自分が出来たら楽しいだろうなぁと、自分も表現をしてみたいとやりたくなっちゃって。

:続ける理由…。公演期間中や、終わった後は辞めたいと思いますけどね。

和合:わかります!

:なんでこんな辛いことをやっているのか、と。でも続けちゃう。そこが演劇の魅力かもしれません。公演終わった直後はハイになっていますが、1週間くらい経つと、反省が始まって。もっと出来ると思い、悔しくなってまたチャレンジしたくなる。負の連鎖ですね。でも、次に何をやろうかなと考えることも楽しくて。「これは、まだ誰もやったことがないな。」と考える。演劇をやめたらこの時間が無くなってしまう。そしたら何のために生きているのかわからなくなるほど、生活の一部になっています。

和合:解散公演が終わってはじめて演劇を続けていたいなぁと思いました。それまでは本番中だけが楽しくて。
僕は虚構、フィクションが好きです。中学時代は、現代詩、シュールレアリズムを扱った詩を書いていましたが、最近限界を感じるようになりました。僕の中では演劇が一番しっくりくる表現方法だったんです。表現することは小さな頃から好きで、大人になっても表現できるのが演劇なのかなと思い始めています。
演劇は観客がメタフィクション、現実的にあって、僕達が虚構。フィクションとメタフィクションが切り替わる瞬間があるのが演劇だなと。その感覚は演劇にしか無い気がします。それ以外にも、例えばジャンルの越境性も演劇ならでは。演劇は、絵や音楽、歌など様々な芸術が交わる総合芸術。観客も主体以外の部分で参加できることが出来ます。僕がやりたい表現が全部詰まっています。
人間は自然がつくりだす芸術には勝てないと思っていますが、演劇をやっているときに一瞬、自然の芸術が作り出すのに似た大きい明るさを感じます。人間が作り出す芸術を全部詰め込める演劇には、超自然的な、人間が作り出す芸術の新しい明るさがあって、果たしてこれを自然に届けうることが出来るのか知りたくて続けています。
あともうひとつは後輩がすごくかわいくて、まぁ、それが99%の理由ですね。

 

―福島で演劇を続けることの魅力ややりづらさはありますか?

高橋:僕が住んでいる石巻市と比べると、福島市は演劇が盛んだと思います。石巻は高校演劇部が一個も無かったんです。最近になってようやく2校かな。あとは、宮城は仙台一極の印象があります。宮城県内では、ここでやらなくても、観なくても、仙台に行けばいいなんて思うのかなと。
今年、石巻市ではじめて石巻演劇祭が開催され、一ヶ月、いろんな劇団が上演しました。でも、石巻は震災で文化ホールがなくなったので、劇場ではなく、飲食店やイベントスペースを使って、雰囲気に合わせた作品の上演が行われました。そう考えると、福島市はホールも、イベントスペースが多くあるなぁとは感じます。

:仙台は、照明機材もある演劇用のホールがあるので、公演はすごくうちやすいです。特に卸町にある「せんだい演劇工房10-BOX」は、照明機材も揃ったブラックボックスがあり、ちょうどいい大きさの公演が出来ます。今は宮城の演劇の中心の会場ですね。いつでも作業ができるし、倉庫もレンタルできる。
工具を借りて、木材も買えてその場で大道具も作れます。宿泊も、稽古も、公演も出来る場所。すごいホールだなぁと思います。
ただ、本当に宮城は仙台の一極集中だとも思います。学生、アマチュア劇団は10BOXでの公演が一辺倒になる。また、稽古スペースはすべて有料のため、稽古場所を探すのが大変なのがネックですね。

和合:福島は、演劇を観るというのが仙台ほど定着していませんよね。演劇が音楽や美術ほどファッションになっていない。シャレにならないは、そこを乗り越えようと、意味のわからないポスターを作って、ゲリラ的に貼って、演劇を見せるとは違うところで集客をしてきました。演劇を観ることが仙台のようにかっこいい!となったらいいなぁと。

:仙台の演劇に人が集まるのは、演劇関係者が東北中から集まってくるからというのもあるかなぁと。馴染みの顔が多く、新しい顔は少ないですね。仙台でもまだまだ演劇文化が若い人に馴染んでいるかはわからない。ただ、写真や絵といった他の芸術をやっている人の方が、演劇を見に来ることは多いです。

島貫:福島は機材が揃っている場所は大きいホールだなぁとも思います。旗揚げ公演も、身の丈にあっていない会場になってしまう。小さい劇場がないから、仙台は羨ましいです。いきなり大きな劇場しか選択肢がないので、ステップアップしづらい環境だと思います。

高橋:劇団120○ENは、旗揚げの年は福島市市民活動サポートセンターでは公演を行っていました。作りが劇場、舞台ではないので難しいところもありました。まずは音が響きすぎて聞こえにくい。そこで、窓すべてにダンボールを貼って行いて。あとは、当時、フラットな床にパイプ椅子を並べるだけの舞台でしたから、とても見づらかったと思います。また、長時間の観劇にパイプ椅子ではお尻が痛いという声も。ホールは椅子が良いので、見やすい環境ですね。演出的な面だと照明機材が無いのもネックでしたね。

和合:最初は、ホールや機材にこだわりすぎないで、まずはやってみることも大事かもしれません。芝居そのものでどれだけ見せられるか。どれだけ照明機材や立派なホールなど枠組みだけが大きくても中身がダメならば、意味がない。

:公演会場が取りづらいというのもありますね。特に2016年から2017年にかけては、福島県文化センターも修繕工事に入ることもあって。福島テルサは予約が埋まっているし、福島大学演劇研究会は、市を離れて、二本松市での卒業公演を行うことにしました。今年の後期公演と、卒業公演、前期も二本松市で行う予定です。

島貫:実は旗揚げ公演の場所がなかなか決まらなくて困ってもいます。やっぱり、場所が取れない、日程調整がうまくいかないので。

 

―福島市にこんなホールがあったら

和合:ニューヨークにブロンクスという場所があります。僕はヒップホップが大好きで子どもから聴いていて、ブロンクスはそのヒップホップの誕生が産まれた街。ニューヨークの北部にあり、治安はあまり良くないのですが、生きる活力はある場所です。色々な文化が混じり合う街で、総合性のあるヒップホップが生まれました。
芸術ホール構想の中に、「演劇的ブロンクス」といえる場所が出来たらなと思います。会場に、誰でも使えるオープンエアー、開放的な場所を作って欲しい。例えば、演劇はもちろん、食事のイベント、音楽やダンスの発表、絵画の展示が行われる自由な場所。そこに来れば、「何か」やっていて、いろんなジャンルの人が集まる。
今は、バンドマンの演奏はバンドマンが聞く。演劇の公演は演劇をやっている人が行く。内、内だけですませてしまっている気がします。もっと、総合性をもって、福島の芸術全体のレベルを上げる場が欲しいなぁと。
僕らは解散公演で軽音部の子に、ギターを弾いてもらいました。演劇という枠組みから、外れ、越境して音楽と結びついてやることができ新しい表現が出来ました。演劇は総合芸術、アイコンになる可能性がある。そのスペースで、絵を書いている人に、音楽の人に、その場で声をかけて一緒に芸術を創る。そうすれば他のジャンルから観てきてくれる人も多くなるのでは。

:同意見ですね。いろんな芸術が交わる場所が欲しい。以前、合唱部の人や美術部の人と一緒にやったのは、プロ意識同士のぶつかりがあってとても良かった。仙台でやった、ギャラリー公演も普段は絵を置く場所ではじめての演劇公演だったそうです。ギャラリーに訪れる方が来てくれてよかったです。いろんなジャンルの人が集まって突発的に何かやる場所があったらいいなぁと。演劇は、一般的なイメージはシェイクスピアなど戯曲のイメージが強いけど、私たちの世代は戯曲ではなく総合芸術としての芝居をやりたいのかもしれません。

高橋:石巻市に住んでいる者としては、大きなホールも絶対に必要だと感じます。ホールがないだけで、劇団も人も来なくなってしまい、舞台を見る機会がなくなります。高校の芸術鑑賞も今はなくなって、触れる機会も無くなってしまう。800人くらいのホールは福島市に絶対に必要です。
和合くんが言っているオシャレな演劇、ハレの文化というべき、非日常を味わう空間も必要だと思います。それとともに、垣根を低くしたのもあったらいいなぁと思います。例えば、芸術ホール駅前支店のようなもの。夜、居酒屋の暖簾をくぐって「やってる?」というくらいの意識で入れる空間。そこでは、演劇でなくても、落語や歌でも踊りでも良いから何かをやっていて、そこでやれそうだと思ったら芸術ホールで上演する。「芸術ホールにうって出るぞ!」といった具合に。仕事終わりで、ふらっとやっているようなもう一個の入り口があったら面白いのではないかと。

島貫:高校生が演劇に触れる時間が少ないなぁと思っています。橘は文化祭でクラスごとの演劇、福島高校もクラスごとに発表などはありますが、やっぱり少ない。春の高校演劇のコンクールでも、なかなか興味がある人しか行きませんね。だから軽く通えるようなホールは欲しい。そうすれば演劇も高校生にも浸透していくのではないでしょうか。

齋藤:大型商業複合施設は、色んな施設が集まっているから人が集まる。
福島の芸術ホールもホールだけで考えるのではなく、複合的な視点で考えてみるのもいいかもしれません。例えば隣にスポーツ施設やショッピングができる場所があって、隣の施設に来た人がふらっと観に来る。観劇、買い物、スポーツ観戦などそこに行けば、色々なことが出来る場所にホールがあれば良いかと。行きやすくなるかもと思います。

 

―本日の感想をお願いします

島貫:まだ旗揚げもしていない、何も知らない時点で参加しましたが、とっても士気も上がりました。もっともっと演劇をしていない子を巻き込んでいきたい。いい機会でした。

和合:ただ観るだけの受け手側になりがちな福島から、発信していくこと。双方向が大事だなと思います。観ている側がかっこいいなと思って、自分から始める。ヒップホップでいうと、中学生とかがラップやスケートをやっている人を観てかっこいいと始める。本質的なものがぶれてはいけないが、ムーブメントとして主体的に始める人が増えれば、福島の芸術が発展していくと思います。
今後僕は、東京で修行していずれ福島に戻ってきたいと思っています。その間は、島貫さんの劇団空白欄や、1月か2月に旗揚げする『演劇ユニオン 大紅蓮』という、演劇部や軽音部などの後輩たちが中心となって旗揚げする新興の劇団が福島の演劇シーンで活躍していくと思います。大紅蓮は、劇団シャレにならないの正統後継者です。応援してください。これから、いろんなところに飛び火していけばいいと思っています。

:演劇の話を真面目に話す機会、また聞いて貰える機会があまりなくて、楽しかったです。

齋藤:高校時代、福島市は芸術に関して全く動きがなかった印象がありました。同級生も福島大か、関東か、仙台かという3つの選択しかないような状況。このまま福島にいると、舞台を何も見られなくなりそうと、関東圏の大学に行きました。社会人になり、改めて戻ってきたら、震災があったせいもあるのか、福島で何かしらの芸術をつくる動きができていました。福島市は、仙台、東京に簡単に行ける、ぬるま湯のような環境で、自分たちでつくろうという動きがあまりなかったように思えます。「参加させてもらおう」ではなく、未来の祀りにしても芸術ホール構想にしても、自分たちで創っていこうという意識が出ています。福島独自のホールを創り、福島だからこそ出来ることをホールを作る会を通じて出来たらいいなぁと思っています。

高橋:今の福島ってとっても良い環境だと思います。震災があって、それまでは整った環境だった街にさざなみがたって。今はまだ落ち着かない環境ですが、だからこそ、そこで芸術ホールを作る会や、いろんな劇団が、大きな石をなげて、さざなみを打ち消すほどの波を作ろうとしている気がします。
今日は、この街で演劇に関わり続けている先輩方や後輩たち色んな人に聞いてもらえる機会を頂き嬉しかったです。この波がうねりとなって、新しい芸術が生まれる気がしています。シンポジウムや劇団が続いていくと、色々な輪ができていったら凄いことになりそうです。これからも楽しみですね。

 

<シンポジウムを総括して羽田代表より>

私もアマチュア演劇出身。東京にいたときに、職場で演劇サークルがあって始めました。最初は職場の会議室で練習をしていましたが追い出されてしまって。そこからは公的施設で練習や公演を行いました。東京は大きな文化圏、いろんな芝居が見られる。リアリズム、アングラなど多彩な劇団に触れることが出来ました。現実と非現実をどう表現できるかが面白く、仲間とともに表現していくのが楽しい。福島でも、演劇集団作って続けていました。今日は若い頃を思い出していました。稽古場、発表の場がないのはやはり致命的。ちゃんと施設が整った環境が必要です。

演劇の場としてこれまであった公会堂は老朽化が進み、修繕だけではすまない環境です。公会堂が無くなったら、演劇だけでなく芸術の発表の場がなくなります。

新しいホール構想では、発表も稽古もできる場として考える必要を感じます。箱物というだけでなく、市民が集えて、楽しんで交流できるものを、福島市と一緒に、この街に住んでいる私たちがつくっていかなければいけない。ホールを作る会は、皆さんはまだ生まれる前から続けていますが、まだ建設まで至っていません。これからいろんな声を出し合い、一緒に進め、住みよい福島をみんなで作っていきましょう。次回も楽しみにしています。

 

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