【福島市長選挙】公開質問状へのさくらだ葉子氏からのご回答

福島の芸術ホールを創る会では、福島市長選挙 立候補予定者の皆さまに文化ならびにホールに関する公開質問状を送付、ご回答いただきました。さくらだ葉子氏からの回答を掲載させていただきます。事務局到着順に掲載します。

さくらだ葉子 氏の回答

質問1.最近、市内のホールで音楽や演劇などの公演をご覧になりましたか?

私は国立音楽大学出身であり、福島市音楽堂で開催された声楽アンサンブルコンテスト全国大会内で行われるフレンドシップコンサートに、本物を届けるという視点で、世界で活動している声楽家たちを紹介したりしています。鑑賞する側というよりもみなさまと同じく、市民の方々に音楽や演劇にふれる機会をつくる側として尽力しております。
声楽アンサンブルコンテストや福島市近隣で行われる合唱コンサートなどに、時間が許す限り、足を運んでおります。

 

質問2 福島市で誇れる文化的なことは何だとお考えですか?

古関裕而先生の業績もあり、音楽は知名度も高く誇れるものと思います。ただ、全国的な知名度が低くても、地域のみなさまの力で維持されている文化活動は、「幸せのお裾分け」という視点から誇るべきものと思っております。

 

質問3 市長になられたら、市民が芸術文化にふれる機会を増やすためにどのような方策を立てられますか?

文化芸術にふれる機会を増やすことを考える際、やはり子どもと大人とは分けて考える必要があります。子ども対しては、感性を育む教育の一環として、本物を奏でられる演奏家を講師に呼んだり、実演を生で見せたりするような予算を強化していきたいと思います。大人に対しては「見る」だけではなく、社会教育・自己実現の場として、「行う(演奏する・演じる」方々への助成を強化する必要があると考えます。
ただ、財源には限りがあります。ふるさと納税などの寄付を奨励し芸能に回せるようにするなど、財源を確保すべきと思います。
また地域に残る伝統的な芸能に対しても、目配せしたいと思っております。地域のアイデンティティ形成につながると思うからです。

 

質問4 老朽化や耐震等の理由で、長年親しまれてきた福島市公会堂が来年4月から休館します。大震災からの復興のシンボルともなると思われる公会堂に代わる新しいホールは、どうあるべきだとお考えでしょうか?

まず公会堂に代わる新しいホールは、行政が中心になって運営するのではなく、その素晴らしさを知っている方々が中心となって運営する公設民営型の施設にすべきではないかと思います。多くの市民の方が維持に関わることで愛着が増し、また融通の利く運営ができるのではないかと思います。
ただし、単体でホールを整備することは容易ではないと考えます。福島市において多くの方に来ていただくには、車社会を前提にすれば駐車場が必要となりますし、それが難しいようならば飯坂線などの公共交通を意識することが不可欠です。立派であっても渋滞のせいで稼働率が低くなっている公共施設があることを新ホール建設は考慮する必要があると思います。
また、日本語による演劇だけではなく、同時通訳ができるような施設にすべきとも考えます。稼働率も上がるでしょうし、福島医大の先生が主催する国際学術会議の会場にも活用でき、市民の理解をより得られやすいと考えます。

 

質問5 福島県は文化振興条例を作っていますが福島市にはありません。文化の華をもっと咲かせるためにも、福島市にも文化振興条例が必要ではないでしょうか、どのようにお考えでしょうか?

福島県文化振興条例の制定時、私は県議会議員として審議に参加しました。条例はあった方がよいと思いますし、制定を進めるべきかと思います。条例をつくることで、市長も議員も一丸となって文化振興を進める決意を示すことができ、市民に対しても文化振興の大事さをアピールすることができるからです。

(2017.11.11 郵送にて回答頂きました)


<送付した公開質問状>

福島市長選挙立候補予定者への公開質問状

福島の芸術ホールを創る会
代表 羽田正雄
事務局長 笠原慶大
〒960-8034 福島市置賜町8-30
カスタムビル2階(福島演劇鑑賞会内)
TEL 024-523-3836
FAX 024-523-3838

 福島の芸術ホールを創る会は1988年に創立し、「観やすく、演じやすく、使いやすい演劇などの舞台芸術に適した800席の中ホール・150~200席の小ホールの実現」を目標に掲げ、芸術ホールが街を活性化するとの思いで活動してきました。
なぜ私たちは演劇などの舞台芸術に適した芸術ホールが必要だと言い続けてきたのでしょうか。大きな理由のひとつは福島市音楽堂の存在です。専門性の高いホールが音楽表現のあり方を変えてきたからです。多目的ホールではどうしても実現できない音楽表現が音楽堂では可能となったからです。次は演劇に適したホールがほしいという思いが、30年前に始まった芸術ホール創る会の出発点でした。
繰り返しになりますが、私たちが目指している芸術ホールは多目的ホールではありません。しかし、演劇しかできないホールでもありません。むしろ演劇は総合芸術ですから演劇がちゃんとできるホールはなんでもできるのです。福島テルサFTホールがそのいい例です。そして、街おこしに非常に役に立ちます。石川県七尾市中島町の能登演劇堂は、仲代達矢さんと無名塾の力を得て、演劇で町おこしを成功させています。2013年にオープンした愛知県豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場は約800席のホールですが、演劇だけではなく実に様々な文化芸術の公演や市民の創造・発表の拠点となり、その稼働率はほぼ100%だと聞いています。
福島市では長年市民に親しまれてきた公会堂が来年4月から休館になると発表されており、私たちは文化施設に関する「福島市公共施設等総合管理計画」に高い関心と大きな期待を抱いています。
今回、2013年に作成した芸術ホール構想を掲載した100号機関誌と一番新しい機関誌114号とともに、公開質問状を出させていただきました。ご回答をどうかよろしくお願いします。
お忙しいところ大変申し訳ないのですが、11月12日までに同封の封筒かFAXでお送りいただけると助かります。回答は芸術ホールを創る会の機関誌とホームページに掲載したいのですがご許可いただけるでしょうか。

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