福島市公会堂最後の舞台 劇団120◯EN

劇団120○EN 公開リハーサル

『主演 : 福島市公会堂 会場:福島市公会堂 -2018.03.31-』

福島市公会堂 最後の舞台

2018年3月31日午後8時から、福島市公会堂にて、福島市のアマチュア劇団・劇団120○EN(ひゃくにじゅうえん)が、公開リハーサルとして『主演:福島市公会堂 会場:福島市公会堂 -2018.03.31』を上演しました。翌日の4月1日から休館が決まっている福島市公会堂で行われる最後の催し物となりました。

2017年3月に公会堂の休館が発表されたことがきっかけとなり創作。 5月に開催された第4回POP演劇祭で上演した作品の再演です。

物語は、3月31日、公会堂での公演が終わった直後から始まります。舞台の後片付けをしている劇団員の元に、公会堂の妖精(?)「公会堂さん」が現れ、団員に乗り移ります。様々な名優をその上にあげてきた公会堂さんは、自分も舞台をやってみたいと劇団員を巻き込み、かつてその上で上演された舞台を再現していきます。休館時間が近づくにつれ、公会堂さんの想いが語られていきます。

舞台装置も公会堂のものを活用

 本公演は、公開リハーサルとして通常の客席ではなく、舞台上に客席を設置し、観劇していただきました(上写真参照)。その状態で、緞帳や幕などの舞台機構も使用。普段の客席では味わうことが難しい感覚を体験して頂きました。

また、舞台装置も公会堂でこれまで使ってきた、平台や箱馬、開館時から使っているという指揮台なども利用しました。

3月31日の公会堂を舞台に、リアルタイムに進行していった作品。作中でも、感謝の言葉で終わった後、カーテンコールでは、演者、客席一同で一本締めをし、休館を惜しみました。

終演後は、名残惜しそうに舞台上から客席の写真を撮る方も多く見られました。

市民が集う場としてあった公会堂

4月1日より休館となった福島市公会堂

上演にあたり、たくさんの市民の方から公会堂での思い出を伺うことが出来ました。観劇した演劇作品についてや、コンサートの思い出、子どもの頃に発表会で舞台に立ったこと、学会発表での思い出、ホールを創る会の働きかけで実現した椅子のこと…。市民にとって、このホールがいかに大切な存在であったのかを改めて実感しました。

なかでも、特に印象的だったことが、近所にお住まいだった方の、「子どものころは、催し物があってもなくても、遊び場だった。」という言葉。福島市公会堂は、ただの場ではなく、様々な世代の市民が集い、交流する場所であったことが伝わってきました。

公演の予定は未定

今回は「公開リハーサル」と銘打っての公演でしたが、本番の予定は未定です。

設備等の老朽化による休館。今後どのように進んでいくかは解りませんが、公会堂に代わるホールが出来た時に、そこで、本番を行い、市民に愛された公会堂の想いも受け継ぐことができればと思っています。

 

公演を終えて 代表 清野和也

上演中、「休館」の話しが出るたびに、客席の空気が変わるのを感じていました。この公演の意味を感じ、お客さま方が、客席で一緒に創ってくださったことを感じます。そして、劇中、演者だけでなく客席も含めた、公会堂にいたみんなで缶ジュースをあけたときの音は、一生、忘れられない音になりました。

公演が終わったときの拍手は、公会堂への「ありがとう」が詰まっていました。公会堂最後の日に上演した劇団として、もっともっとこの街の物語を探し、紡ぎ、未来へとつなげていきます。一生に一度の機会をありがとうございました。

公演を終えた劇団員一同福島市公会堂との記念写真
劇団120○EN 公開リハーサル

『主演:福島市公会堂
 会場:福島市公会堂 -2018.03.31-』

脚本・演出:清野和也

日時:2018年3月31日 20:00開演
会場:福島市公会堂
入場無料 ※舞台上に客席を設置した。自由席

 

 

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